以前取引した「第2自由が丘ハイム」という物件のお話。
ある友人からここの所有者の不動産の売却を手伝ってほしいと嬉しい連絡がありました。
友人とは若手弁護士でお客様の会社整理しているところでした。
私は喜んでお客様と会い、信頼してもらえるように何度も足を運びやっと専任媒介をもらうことに。
そしてそのマンションを調べてみたところまさに既存不適格ということが発覚しました!
既存不適格とは、建築当時適法に建てられていても法令改正や都市計画変更等により現在の法令に合わなくなった建物のことです。
ということは建て替えたら同じ規模の建物は再建築不可、従って小さくなってしまいます。
何が問題かっていうと、売却時に買主の住宅ローンが通らない!売れね~!
そこで金融機関に電話しまくりましてことごとく断られましたよ。
そんな中、SBIモーゲージだけが「やりますよ~。」って引き受けてくれて何とか解決。
ひやひやしましたよ。
さていざ販売となったとき売主の希望額より高くしてみました。
でも市場よりははるかに安い!なんせ自由が丘ですからね自由が丘。
SUUMOに出したらあなた、すぐに問い合わせがあってトントン拍子に話が進んであっという間に契約です。
過程、紆余曲折しましたがここは割愛。
無事に引き渡しができまして一件落着。
第2自由が丘ハイムについて、ここは建物下をくぐった奥に駐車スペースがあります。
見た目は突き当りなのでマンションの敷地に見えますが、実は所有者が別。
単純にマンションの敷地と建物の延べ床面積を計算すると容積率がかなりオーバー。
実は都庁まで行って調べてみたら当時も不適格っぽかったのです。
どうやって確認申請したんだって悩みましたよ。
でも受けたからにはやりきってやるって固い意志を持って仕事しました。
無事引き渡しができてよかったです。